2022年4月6日
BS5609 認定ラベルシールについて
BS5609規格とは
英国規格協会が定めたもので、有害危険物質の海上輸送における国際基準でラベルの耐久性規格です。
セクション2とセクション3がありこの規格認証には、この2つの認証取得が必須となります。
欧米では既に広く浸透しており、今後はアジア地域などでも運用されていくことが見込まれています。
BS5609では、主に海上輸送業界向けの規格であり、海水や紫外線、激しい風や波浪といった過酷な環境条件下での使用を想定している他、輸送や取り扱いの過程でもラベルは物理的な衝撃や損傷のリスクにさらされます。 耐久性のあるラベルは、これらの環境要素に耐えることができ、耐摩耗性や耐衝撃性を備え、物理的な負荷に対して劣化せず、その機能や可読性を長期間にわたって維持することができます。 また、化学物質や溶剤に対する耐性も要求されます。船舶輸送や化学物質の輸送など、特定の業界では化学物質との接触や曝露が頻繁に起こります。 耐久性のあるラベルは、化学物質や溶剤による劣化や色の変化を最小限に抑えることができます。 そのため、長期間の暴露や浸漬に耐え、文字や図形が読み取れる状態を保つことが要求されます。
セクション2 ラベルシール基材
海水中に3ケ月放置されてもラベルシールが剥がれない事
BS5609では、耐水性・耐化学物質性・耐候性に優れている必要があります。 海水や温度、化学物質や溶剤、紫外線や気候などによる影響を受けても劣化・剥離・変形・損傷することなく、長期間にわたって接着力を維持する必要があります。 そのため、情報の可読性や識別性、品質の保証を保つことが要求されます。
セクション3印刷済みラベルシール
セクション2素材で印刷した印字面が海水や砂等にさらされても、色識別ができ文字が読める状態である事
BS5609では、色は情報の伝達において重要な要素です。ラベルシール上の文字や図形の色が変わってしまうと、可読性が損なわれ、情報の伝達が困難になります。 特に重要な識別情報や安全上の注意事項など、正確に読み取られる必要がある情報においては、色の安定性は不可欠です。 また、色の変化は通常はラベルシールの劣化や摩耗の結果として現れます。色が変わることは、ラベルシールの耐久性が低下していることを示す可能性があります。 色の安定性が確保されることで、ラベルシールの耐久性を維持し、情報の可読性や品質の保証が可能となります。
『JP621-LC』レーザープリンターは特定の「Section2」認証ラベル素材との組み合わせで、認証ラベル規格の「Section3」を取得しています。BS5609に適合するには、認証を取得した時と同じラベルシールとプリンタの組み合わせである必要があります。
※認証取得済みラベルシール用紙に関しては、お問い合わせ下さい。
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